散歩に出かけると、毎回夢中になって匂いを嗅ぐ愛犬。
お花を嗅いだり電信柱を嗅いだり..。
それは一体どうしてなのか?
今回は散歩中に匂いを嗅ぐ犬きになる行動の理由について書いていきたいと思います。
- 犬が匂いを嗅ぎたがる理由を知りたい方
- 散歩中に匂いを嗅ぐ際の注意点を知りたい方
犬はどうして匂いを嗅ぐの?
今日も愛犬が一生懸命散歩道で匂いを嗅いでいます。
実はこの犬が匂いを嗅ぐ動は「情報収集」をしている証です。
私たち人間がニュースを見たりスマホでSNSをチェックしたり知人と話し情報交換して得る成果を、犬は自分の鼻を使って行っています。
犬の嗅覚は人間の最大1億倍とも言われています。
人間が分からないささいな匂いでも、犬にとっては新しい発見があることも。
特に他の犬のマーキング(おしっこ)跡の臭いからは、相手の犬の年齢・性別・体格・行動範囲・発情有無・病気状況など様々な情報を得られるといわれています。
なるほど普段の散歩道でのクンクンにはそんな意味があることが分かれば、犬の行動も理解ができますね。
犬が匂いを嗅ぐ時の注意点
時には匂いを嗅ぐことに夢中になって、匂いを嗅ぐ>散歩 になることもあります。
特に自分たちの前を散歩していた他の犬がマーキングをした後は、必ずと言っていいほどそのマーキング跡のにおいを嗅ぎます。
そんな時、ついつい汚いとリードを匂いを嗅がせるのを禁止したり、リードを引っ張ってしまうこともあります。
しかしこの行動を禁止・中断させてしまうと、犬に相当なストレスがかかってしまいます。
これは我々人間が突然見ていたテレビの電源を消されたりすることと同じで、犬にストレスを与えてしまいます。
一切の臭い嗅ぎを禁止してしまったら、犬は自分の生活圏にどんな犬が生活しているのか?身の回りの情報を何も得ることが出来ないことになります。
散歩は犬にとってストレス発散できる重要行為。だからこそ犬にストレスをかけてしまうことがないよう、犬の行動が持つ意味を理解してあげると良いですね。
どうしてもにおい嗅ぎを避けたい場合は、歩き慣れた散歩道を散歩することも対処法の一つです。
いつもと変わらない公園に同じ犬達の臭いが残っているならば、あえて鼻先を押し付けず積極的に匂いを嗅ぐことは少なくなります。
逆に新しい公園や散歩道に出かける際は、普段より沢山の匂いを嗅ぎます。
他にも散歩中に気をつけたいこと
匂いを嗅ぐ行為は、犬にとって自然な行為です。
散歩中はなるべく愛犬に思い切り臭い嗅ぎを楽しませてあげたいものです。
ただ、外の世界には何があるか分かりません。
特に散歩中に気をつけたいことは、「拾い食い」です。
犬の身体に有害な人間の食べ物(お菓子・タブレットなど)や消化できないプラスチックなどの破片が落ちていることもあります。
犬が臭いを嗅ぐということは、興味関心を惹かれる対象があるというサイン。
自分の口に入るサイズのものであれば、犬がついつい口に入れて食べてしまう可能性もあります。
あまり清掃されていない公園や人通りが多い散歩道では、瞬時に口に入れてしまうことが無いよう目を配ってあげてください。
散歩中は愛犬から目を離さず、周りに危険物がないか確かめながら散歩を楽しみたいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
犬が散歩中に匂いを嗅ぐのには、れっきとした理由があることが分かりました。
匂いを嗅いで情報収集をすることで、犬が新しい情報や刺激を得るストレス解消の役割を果たしています。
匂いを嗅ぐ目的を理解し、無理やり止めさせることのないようにしてくださいね。