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パテラとは?膝蓋骨脱臼(パテラ)になった愛犬の体験談と生活上の注意点

膝蓋骨脱臼(パテラ)になった犬とリハビリ方法

愛犬を飼い始めてから約1ヶ月半後に、「膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)」通称「パテラ」になっていることが分かりました。

今回の記事では、愛犬のパテラが発覚してからの生活、パテラのリハビリ方法などについて書いていきたいと思います。

前半ではパテラってそもそも何?という方に向けて、パテラの基礎知識(種類/症状など)についても解説していきます。

後半では、実際に病院でパテラが発覚してからのリハビリまでの流れや、生活上の注意点などについても書いていきます。

この記事はこんな方にオススメ
  • パテラの病気(グレード・症状・原因)について知りたい
  • パテラのリハビリ方法を知りたい
  • 実際にパテラが発覚した犬の発覚時から現在までを知りたい
注意
本記事はあくまで体験談を元に書いております。
パテラの専門医による解説ではないため、その旨ご理解の上お読み下さい。

そもそもパテラとはどんな病気?

は小型犬に発症することの多い「関節の病気」です。

パテラの症状引用 | みんなのどうぶつ病気大百科

犬の後ろ足の膝のお皿が正常な位置からズレて、脱臼してしまう状態です。

脱臼の程度によっては関節に痛みが発生したり、犬の歩行に影響を及ぼすこともあります。

パテラの種類となりやすい犬種

年齢、犬種、性別に関係なくすべての犬に生じる可能性がありますが、小型犬(特にトイプードル)に多く見られる症状と言われています。

内側に外れる「内方脱臼」と、外側に外れる「外方脱臼」があり、小型犬の脱臼は内方が多いと言われています。

MEMO
「パテラ」は大型犬には少ないとされてきましたが、これは日本では小型犬の飼育頭数が多いという実情があるためです。
ラブラドール・レトリーバーやフラットコーテッド・レトリーバーなどの大型犬でも「パテラ」の発生位率はあるようです。

パテラに当てはまる原因

「パテラ」には

  • 「先天性」
  • 「後天性」

の2つの原因があると言われております。

先天性の原因は、お皿を支える靭帯・膝関節の筋肉が弱いなどの関節周辺の形成不全です。
後天性の原因は、外傷や骨に関連する栄養障害などがあることで発症します。

パテラに当てはまる症状

パテラになった犬は、主に以下のような行動を取るようになります。見分け方の基準です。

  • 脚を引きずる・かばう
  • 脚を上げたまま歩く
  • 立ち上がる時や歩くときにふらつく
  • 脚(関節)を痛がる

我が家の犬の場合、家で走り回って遊んでいる際、急に「キャン!」と鳴き声をあげることが何度かありました。

急な方向転換で脱臼し関節を痛めたのか、鳴いた後は急にテンションが下がったように大人しくなりました。

何かおかしいなと思い始めてから病院に行った所、膝蓋骨脱臼であることが発覚しました。

症状の段階(グレード)について

パテラの4つのグレード

パテラのグレードはその程度により4段階に分けられています。
この数字が大きくなるほど重篤です。

グレード1
膝蓋骨は正常な位置にあります。膝をまっすぐ伸ばして膝蓋骨を指で押すと脱白を起こしますが、離すと脱臼はなく自然に元の位置に戻ります。
無症状なことがほとんどですが、たまにスキップのような歩行をすることがあります。
グレード2
膝を曲げると脱白します。脱白した膝間接は足をまっすぐにしたり指の力で押したりしないと、脱臼は元には戻りません。
時間の経過とともに、膝の靭帯が伸びたり骨が変形を起こしてしまうと、グレード 3 に移行してしまう場合があります。
グレード3
膝蓋骨は通常脱白したままの状態です。
まだ指でを押すと、脱臼は(一時的に)元の位置に戻すことができる範囲です。
グレード4
膝蓋骨が常に脱白した状態で、指で押しても整復できません。
骨の変形も重度となり、膝の関節を伸ばすことができないため歩行が困難です。
(ここまでくると手術が必要と言われる)。
参考 膝蓋骨脱臼 <犬>みんなのどうぶつ病気大百科

愛犬のパテラ奮闘記

パテラ奮闘記

病院でのパテラ発覚と各足の症状

ちょっと犬の様子がおかしい。
そう思い病院に連れていき、パテラであることが分かりました。

最初のパテラの診断結果は

  • 右足:グレード2
  • 左足:グレード3

でした。

コロンはブリーダーさんからお迎えした事もあり、ブリーダーさんに相談しておりました。

ブリーダーさんはリハビリでの治し方を知っております。

足を触っただけですぐ脱臼の具合も分かり、見分け方も詳しく、何匹もの犬のパテラを治してきた実績があります

病院の診断結果を伝えた際も「1ヶ月間預かってうちで朝晩リハビリしましょうか?」と提案されました。

しかし、お迎えしたばかりの愛犬を1ヶ月間もまた預けるなんて出来ない..。

パテラのリハビリ方法を伝授してもらい、自宅でリハビリを行う事を選びました。

パテラ(膝蓋骨脱臼)が発覚した時の病院の様子


自宅でのリハビリ[動画解説付]

リハビリの様子自宅でリハビリのマッサージをする様子

それからはブリーダーさんに教わったリハビリ方法で、自宅にてリハビリすることにしました。

両足を毎晩200回ずつ曲げ伸ばし、後肢の関節を鍛えるための屈伸運動をします。

愛犬を持ち上げて、自分の体にくっつけて行うとやり易かったです。
あとは犬が寝てるスキを見計らってコツコツやっておりました。

MEMO
リハビリ中の様子は下記動画をご覧ください。
2:40頃から、ブリーダーさんによる正しいリハビリのお手本も載せています。

リハビリ後の診断結果

リハビリの結果、左足のパテラのグレードが1段階下がりました。

しかし、骨の成長が止まる5ヶ月齢まではリハビリを継続し、筋肉のコリをほぐし関節がよく動く運動が大切と言われました。

トイプードルは生後半年で骨の成長が止まるので、この半年間が勝負とも言われました。

リハビリの様子2

そしてパテラが発覚してから約半年後。

再びかかりつけ医の病院の先生に診てもらいました。

病院の診断結果は「右足が心配ないくらいのグレード2」「左足が心配が残るグレード2」
でした。

そして「生後8ヶ月くらいまでは骨が柔らかいままなので、リハビリを続けて膝の皿が乗る溝を深めて、関節の周りの筋肉や靭帯の強化をしましょう!」というアドバイスも頂きました。

その後リハビリを重ね、最終的に右より関節が外れやすく脱臼しやすかった左膝が、右と同じくらいのグレード2まで持ってこられました。


パテラの予防・克服に役立った行動

適度な運動(散歩)で関節の周辺筋肉を鍛える

「パテラ」は後ろ足の筋肉を成長期に鍛えることで、発生リスクを減らすことができると言われています。

パテラの筋肉量の関係性引用 | みんなのどうぶつ病気大百科

コロンの場合、リハビリの他にも普段の散歩で結構な距離を運動(ランニング)し、筋力をつけていました。

その結果、犬の膝関節周辺の筋肉を鍛え、膝の関節を強くしたのかも知れません。
(病院の先生からはアスリートの体格だねと言われました。笑)

お散歩による運動・筋力アップが、パテラ(膝蓋骨脱臼)を始めとする病気の予防策にもなる事を知りました。
犬も人間も、お散歩は大事ですね!膝に負担がかからないように、優しいお散歩をして上げて下さい。

【関連記事】犬にも人間にもメリットだらけの散歩効果について▽
犬の散歩の効果散歩はスゴい|犬と人間に14のメリットをもたらす散歩の効果

滑り止めマットで、足に負担のない生活環境を整える

滑り止めマットでパテラ対策

フローリングやタイルなどのツルツルした床の上で走ったり急な方向転換をすると、犬の膝や関節に大きな負担が掛かってしまいます。

自宅の床が滑りやすい場合は滑り止めマットなどを使用し、犬の膝・関節に負担のないよう配慮してあげましょう。

特に生後間もない小型犬は骨がまだ柔らかく、関節が外れやすい(脱臼しやすい)ので、できればお迎えをする前に揃えてあげて下さい。

ウチでは「サンゲツ タイルカーペット 50×50cm」を揃えました。色を2色にすると見栄えもお洒落になって良い感じです。

走り回る犬タイルカーペットの上を走り回る愛犬

膝蓋骨脱臼対策のサプリメントを使う

パテラが発覚した日から、犬の関節を強化するためにこのサプリメントも与えるようにしました。

関節強化のBPグルコ共立商会 BPグルコ

関節の強化・健康維持・関節への負担対策に役立つ、関節を強化するグルコサミンとコンドロイチンの配合サプリメントです。

Amazonのレビューを見てみると、膝蓋骨脱臼が発覚してから犬に使用している飼い主さんが多いようです。

また、現在は全国6000件以上の病院でも指示されているサプリメント「アンチノール」を毎日与えています。

パテラ対策サプリメント「アンチノール」

【関連記事】犬のパテラ対策に愛用しているたった1つのサプリメント▽
犬のパテラ向けサプリメント犬のパテラ対策に愛用しているたった1つのサプリメント

病院選び

動物病院

先ほどの動画でも言っておりますが、パテラの診療結果は病院によって全然結果が違いました。

コロンの場合はブリーダーさんの紹介で信頼できる病院を見つけ、正しいリハビリ方法と途中経過を診てもらえましたが、病院の先生によって結果が変わることを学びました。

やはりいざという時に親身になって話を聞いてくれて、信頼できる病院を知っておくことは大切だなと思いました。

パテラ発覚から1年以上経った現在

あれから1年以上経ち、今は膝や関節を痛がることなくとても元気です。

コロンの場合、膝にあまり負担が掛からないくらい体重が軽いことと、日々のアスリート活動(散歩など)で膝関節周辺の筋肉を鍛えたことが良かったのかも知れません。

今は若いので筋力もありますが、齢を重ね筋肉も衰えてきた際、膝・関節を痛がりパテラになる場合も出てくるかも知れません。

とりあえず今は、日々のお散歩や運動を楽しみながら、筋肉を鍛えていきたいと思います!

お迎えしたトイプードル(小型犬)が実はパテラだった、という事はよく聞きます。

今回はあくまでコロンの場合の話なので参考になるかどうかは分かりませんが、少しでも膝蓋骨脱臼に悩むワンちゃんの参考になれば幸いです。

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