最近よく「マヌカハニー」という言葉を耳にするようになりました。
マヌカハニーを使用した犬のデンタルケア用品なども発売しております。
マヌカハニーは優れた健康効果で話題の、ニュージランド原産のはちみつです。
「ピロリ菌」「大腸菌」「サルモネラ菌」
などの悪性菌に対する殺菌、抗菌作用が高く、消化器官の諸症状の緩和に効果があるといわれています。
そんなマヌカハニーは犬に与えても大丈夫なのでしょうか?
パピーのように消化器官が成長していない子犬の場合には注意が必要です。
今回はそんな今話題のマヌカハニーの効果と、愛犬に与える時の注意点について書きたいと思います!
- マヌカハニーの効果を知りたい方
- マヌカハニーの危険な側面も知りたい方
- 愛犬に歯石・デンタルケア用品を使ってあげたい方
マヌカハニーの効果
マヌカハニーとは、主にニュージーランドに自生する植物「マヌカ」(学名:ギョリュウバイ)の花の蜜から作られたはちみつのことです。
殺菌成分に大変優れており、消化器系の疾患や感染症の治療に高い効果があるとされています。
その効果効能の高さから、ニュージーランドをはじめ世界各国ではマヌカハニーを薬として処方する病院もあると言われています。
なぜ流行しているの?
日本では、有名な女性芸能人や声優が健康のために愛用していることを公表しブームになりました。
藤原紀香・叶姉妹・aiko・中谷美紀・梨花・吉川ひなのなどがマヌカハニーを愛用しているとSNSで公言しており、海外セレブやハリウッド女優にも愛されています。
一般的なはちみつとは一体何が違うのか?
一般的なはちみつは、体内でその高い殺菌作用を発揮することができないと言われています。
なぜなら、はちみつが一度体内に入ると酵素により酸素と水に分解されてしまうため、過酸化水素などの殺菌成分が発生しないからです。
実は通常のはちみつとマヌカハニーの違いはここにあります。
マヌカハニーには、はちみつ特有の殺菌成分に加えて「メチルグリオキサール」という独自の殺菌成分が多く含まれています。
この「メチルグリオキサール」は体内に入っても酵素の攻撃を受けません。
そのため、「ピロリ菌」「大腸菌」といった多くの危険な悪性菌に効果を発揮してくれるのです。
「メチルグリオキサール」の殺菌能力は、通常のはちみつに含まれる「過酸化水素」より、およそ2倍に上るとも言われています。
マヌカハニーを与える時の注意点
パピー犬はボツリヌス菌に注意
一見良いことづくめに見えるマヌカハニー。
健康な成犬であれば、食べても大丈夫と言われています。
ただし冒頭にも書いた通り、まだ消化器官が成長していない子犬・パピーには注意が必要です。
これはマヌカハニーに含まれるボツリヌス菌の「芽胞(がほう)」と呼ばれる菌の卵・種のようなものが腸の中に入ると、発育・増殖して毒素を出し、便秘や元気消失などの体調不良を引き起こす可能性・危険があるからです。
ボツリヌス菌自体は、大人でも激しい食中毒症状を引き起こす危険性のある原因菌です。
飼い始めたばかりのパピーに与えるのは、なるべく控えておくのが良いかもしれません。
与えすぎに注意
また、健康ですでに大人になった犬に対しても、マヌカハニーは気をつけなければならない点があります。
マヌカハニーは、通常のはちみつよりも若干カロリーが高いとされています。
またはちみつ同様に糖分も高いため、カロリーや糖質の取りすぎは肥満体になる危険があります。
甘くて美味しいものは犬も大喜びするかも知れませんが、適量を守って与えてあげましょう♪
マヌカハニーを使ったデンタルケア用品「歯にマヌカ」
上記にも書いた通り、マヌカハニーには高い殺菌能力があります。
そんな効果を活かし愛犬に与える最適な商品として、マヌカハニーを使ったデンタルケア用品があります。
それが「歯にマヌカ」です。
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歯にマヌカの特徴
ニュージーランド産MGOマヌカハニー(マヌカヘルス社 最高レベル550+)を配合したペット用口腔ケア用品です。
成分中50%がマヌカハニーそのものです。マヌカハニーの優れた抗菌作用が歯周病の予防だけでなく、口内炎や口臭の抑制にも役立ちます。参照:-天然三六五HP–
歯周病対策だけでなく、口臭予防にもなる優れもの。
まずは犬に舐めさせるだけでも効果があるみたいです。
歯磨きが苦手な犬にもありがたいですね。
香料、着色料、防腐剤を使用していないという点も嬉しいです。
デメリットとしては、毎日与えるものの割には値段がやや高いことでしょうか(笑)。
歯周病や口臭で悩む犬はかなり多いので、病気の予防にもなると考えたらまあ安いですかね。
危険を取り除いた子犬用の「歯にマヌカ」も存在する?
こちらは「歯にマヌカ」の子犬用です。
先ほどの危険性で伝えた、マヌカハニーに含まれる“ボツリヌス菌”を特殊な殺菌加工で除去して作られた商品です。
なので腸内環境が未熟な子犬や子猫、シニア犬・猫にも安心して与えることができます。
子犬用は成犬用に比べると更に値段が上がります。
歯にマヌカの使用方法
歯ブラシやガーゼに適量付けて歯磨きさせます。
(体重1キロに対して2プッシュ程度が目安です)
愛犬コロンの場合は歯ブラシに2〜3適垂らしてカミカミさせています。
コロン
これまで歯ブラシを前にすると一向に口を塞ぐコロンでしたが、歯にマヌカを使い始めてからは奥歯でしっかり歯ブラシを噛むようになりました!
(甘い香りに誘われるのかも知れませんね。)
また、これとは別にもう1つデンタルケア用品として、飲み水に垂らすだけで歯垢が取れる「ボーダン」というものを使用しています。
【参照記事】犬の口腔ケアには歯垢トルトルボーダンで対策!▽
ボーダンで簡単お手入れ|犬の歯垢・歯の汚れ対策に役立つボーダンの効果・使い方
歯にマヌカを使った歯磨きの様子
SNS(Instagram)で歯にマヌカを使った歯磨きの様子を投稿している飼い主さんがいました。
いい子で歯磨きされてますね〜(^-^)
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「犬にマヌカハニーを与えるメリットと注意点」について書いていきました。
要約すると、以下の内容になります。
- マヌカハニーは殺菌成分に大変優れており、消化器系の疾患や感染症の治療に高い効果がある。
- 消化器官が成長していない子犬に与える場合は注意が必要。
- 通常のはちみつよりも若干カロリーが高いので、与えすぎに注意する。
- マヌカハニーを使った犬のケア用品「歯にマヌカ」が存在する。
- ボツリヌス菌を除去した、子犬でも使える商品もある。
- 舐めさせるだけでも効果があるので、歯ブラシ嫌いな犬には良い。
犬の口内ケア用品を探している方・犬の口臭が気になる方は、ぜひ一度使ってみてください(^-^)
この商品を使って、愛犬にクッキーなどのおやつを作ってあげても良いかも知れませんね。
人間と犬では、食べて良い/悪い食べ物が結構違うので、どんな食品がNGなのか知りたいという方は、こちらも合わせてご覧ください!
【参照記事】【ごはん作りの注意点】犬に与えてOK・NGな食べ物▽
犬に与えてOK・NGな食べ物|野菜・果物・アレルギーなど
これからもたくさん勉強して行くぞー!