今や国内人気不動のNo.1と言われているトイプードル。
多くの芸能人もトイプードル飼っており、これから犬をお迎えしたい方で、トイプードルにしようか悩んでいる方もいらっしゃると思います。
今回はそんなトイプードルの性格や魅力に加えて、実際お迎えしたらこんなお手入れが必要と言った飼う際の注意点について、飼い主になって知ったことと一緒に書いていきます。
- トイプードルの特徴について知りたい方
- トイプードルがどんな犬なのか学びたい方
- 犬を迎えようか悩んでいる飼い主さん
もともとトイプードルは「働く犬」だった
トイプードルはもともと、水鳥の運搬や水辺での狩猟犬として活躍する「働く犬」でした。
縮れ毛のウォータードッグという犬種で知られ、その原産国はフランスと言われています。
16世紀ごろからその美しい容姿が注目を浴び、フランスの貴族人たちの愛玩犬※として人気を集めるようになりました。
もともとは「スタンダード・プードル」という犬種しか存在しなかったものが、時代とともに犬種改良が進みます。
室内でも飼育しやすいように、どんどん軽量化されていきました。
そして現在では
- スタンダードプードル
- ミディアムプードル
- ミニチュアプードル
- トイプードル
の4タイプに分けられています。
どうしてトイプードルは国内人気No.1なのか?
トイプードルは、日本では1950年代の終わりから家族犬として飼われ始め、60・70年代には広く人気を集めるようになりました。
そしてテディベア・カットの登場とともに、愛くるしい容姿から爆発的な人気を集めるようになりました。
カットの種類が豊富な所も、人気を呼ぶ理由となりました。
【関連記事】ティーカッププードルの可愛いカットの種類7選▽

そして現在、トイプードルは日本で最も飼われている犬種に選ばれています。
コロン
そんなトイプードルの人気のヒミツは見た目の可愛さだけではなく、温厚な性格から来る「飼育のしやすさ」にもポイントがあります。
トイプードル特徴・魅力について
温厚な性格で飼育しやすい
トイプードルは他の犬と比較して「噛みつくことが少ない」という特徴を持っています。
穏やかで人懐っこい性格の持ち主です。
そのため、きちんとしつけをすれば初めてペットを飼う方にも飼育しやすく、性格重視で選びたい方にも喜ばれる犬種です。
とても頭が良くしつけしやすい
トイプードルはサーカス犬として起用されるほど、物覚えが良いという特徴があります。
そのためしつけがしやすく、犬を世話することに慣れていない方にも向いている犬種です。
毛がほとんど抜けない
モコモコの容姿が特徴のトイプードルですが、実は毛がほとんど抜けないのも特徴です。
床に抜け毛がたまることも、抱っこした時に毛が服につくこともないので、コロコロでの掃除も一切必要ありません。
コロン
自分の衣類やベッドに犬の毛が着かないというのは、地味にありがたいですね。
体臭が少ない
トイプードルは体臭がほとんど気にならない犬なので、お手入れしていれば部屋の中が犬臭くなることはありません。
ムダ吠えが少ない
穏やかな性格なので他の犬に比べてキャンキャン吠えることが少なく、公園で人やすれ違った犬に威嚇することがほぼありません。
そのため適切なしつけをしていれば、マンション(集合住宅)でも安心して飼うことができるといった特徴があります。
性別(オス・メス)による違いについて
トイプードルをお迎えする際、性別をどちらにしようか迷われると思います。
相対的には女の子(メス)の方が人気が高いです。理由としては、オスの場合足をあげてマーキングする習性があるため、部屋の中が汚れるのではないかと言う理由が考えられます。
このマーキングはもちろんやり方次第で足を上げないしつけや、マーキングをさせないことも可能です。
他にも性格的な違いとしては、オスの方が警戒吠えすることが多い傾向にあるようです。
あとはメスが人気な理由として、オシャレの幅がオスより広いということも考えられます。
人間にも引けを取らないほどの可愛い服(犬服)が沢山あり、人間世界同様女の子の洋服の方が種類も多く(スカート・ワンピースなど)、可愛い洋服が圧倒的に多いです。
将来子どもを産ませないトイプードルなら、オスなら去勢手術・メスなら避妊手術を行います。避妊手術の方がやや大がかりな手術になり、1日程度の入院が必要となります。
トイプードルを飼う時に気をつけること
上記の特徴から飼いやすい魅力に溢れるトイプードルですが、もちろん大変な側面もあります。
一番現実的な部分で言うと、「お金がかかる」という所です。
トイプードルは定期的なトリミングが必要なので、毎月のトリミングの値段がかかります。
トリミングでお洒落も楽しめるのが特徴の1つでもある犬種ですが、散髪(トリミング)代はバカになりません。

コロン
また世間では「トイプードル貧乏」という言葉もあり、一緒に生活しているとトリミング以外にも色々と値段がかかります。
当然これ以外にも、フード代やペットシーツ、突然の医療費がかかることもあるので、毎月の費用は想像以上に嵩みます。
もちろんこれはトイプードルに限ったことではありませんが、経済的余裕があり責任を持つ覚悟の上で飼わなければなりません。
トイプードルの日常のお手入れ
普段からのお手入れは、トイプードルの見た目をきれいにするだけでなく、健康維持にも大切です。
また飼い犬をお手入れする時間は、飼い主と犬とのコミュニケーションの時間でもあります。
最低限必要と言われているお手入れについては、以下があります。
お手入れとその頻度 | |
ブラッシング | 理想は毎日。最低でも3〜4日に1回 |
シャンプー | 2週間に1回程度 |
歯みがき | 毎日 |
耳そうじ | 2週間に1回程度 |
目のお手入れ | 必要に応じて |
散歩後のお手入れ | 散歩のたびに |
部分トリミング・爪切り | 必要に応じて |
ブラッシング
トイプードルのお手入れで一番重要なのが「ブラッシング」です。
モコモコのトイプードルはブラッシングを忘れると、すぐに毛玉が出来てしまいます。
定期的にブラッシングをして、綺麗な毛並みを保って上げましょう。
【参照記事】人間も使えるヘアブラシ「タングルティーザー」の使い方・効果・偽物の見分け方について▽
偽物注意!タングルティーザーの使い方・効果・偽物の見分け方
シャンプー
本来はトリミング時にプロの手でしてもらうのが望ましいですが、毎回お願いする訳にもいかず、自宅でシャンプーする機会もあるかと思います。
ただし人間のように頻繁にする必要はなく(頻繁にするとかえって必要な皮脂を落として皮膚に悪影響)、2〜3週間に1回が理想と言われています。
正しいシャンプーの仕方について詳しく知りたい方は下記リンクをご覧下さい↓
参考 トイプードルの正しいシャンプーの仕方はこれ!頻度や注意点は?ドッグフードの神様【参照記事】ドライヤー選びのポイントとオススメドライヤーについて▽
お手入れラクラク|飼い主のストレスを無くすおすすめ犬用ドライヤー
歯みがき
歯磨きも、人間と同じく歯周病予防のために必要な行為です。
犬が患う病気の中で最も多いのが歯の病気と呼ばれるほどで、3歳以上の犬の80%以上が歯周病であるとも言われています。
理想は人間と同じ、毎日です。毎日が難しいようだったら3日に1回、少なくとも週に1回は必ず歯磨きした方が良いと言われています。

歯ブラシのほかにもガーゼやサックでみがく方法もあります。
他にも、お口ケア用品には様々なグッズがありますが、それだけデンタルケアには力を入れる必要があります。

耳そうじ
通常は耳はそれほど汚れないと言われており、頻繁に行う必要はありません。
ただ耳の中に毛がモジャモジャ生えてきたら、抜いてあげる必要があります。
目のお手入れ
涙やけや目やには放っておかず、必要に応じてケアが必要です。
コットンにお湯を湿らせて優しく拭いてあげてください。
犬用の目薬などを購入して対処する方法もあります。
散歩後のお手入れ
濡れタオルで足の裏を拭きます。
体にホコリが付いている場合は丁寧にブラッシングをしてあげます。
お散歩後のルーティンとして、犬に覚えさせて上げましょう。
お散歩は犬にも人間にもメリットが沢山あるので、お散歩のルールをきちんと覚えさせることは大切です。

部分トリミング
足の裏:毛が伸びてボサボサしてくると滑りやすくなってしまうので、肉球がしっかり見えるようにしてあげます。コロン家では犬用バリカンを使用しています。
おしり:肛門の周囲の毛が伸びてきてウンチがつくようなときは、優しく目立つ毛だけを切ってあげます。
<h3id=”anchor6″>つめ切り
毎月トリミングに通っているなら、特に家庭でする必要はありません。
肉球
時期によっては、肉球のひび割れができたり、ガザガザが気になる時があります。
放っておくとあかぎれや怪我の原因となってしまうので、気になる場合は肉球クリームを塗るなどしてケアすることも大切です。
【参照記事】犬用の簡単に手作りできる肉球クリームで乾燥対策しよう!▽
犬の手作り肉球クリーム|たった3つの材料でカンタンで乾燥対策!
まとめ
以上、国内人気No.1犬種「トイ・プードル」の基礎知識と特徴についてでした。
犬は犬種によって様々な特徴がありますが、中でもトイ・プードルは穏やな性格で飼育しやすい犬種です。
最後に(短いですが)愛犬コロンお迎え直後の様子を動画で紹介します。
トイ・プードルの性格やしつけについてちょっとだけ解説しているので良ければご覧ください。
※参考にさせて頂いた書籍・サイト
- HP:ドッグフードの神様
- 書籍:トイ・プードル 飼い方・しつけ・お手入れ / 西川 文二 (監修), 小板橋 祥